英語が喋れる主な日本人ラッパー6選

音楽

今回は日本のラッパーについて書いてみます。

日本語ラップシーンには、英語を話せるラッパーが意外と多い。バックグラウンドや経験はそれぞれ異なるが、彼らの英語力は音楽的な表現の幅を広げ、海外のシーンとの接点を生む重要な要素でもある。今回は、そんな英語を話す日本のラッパーたちをピックアップしてみた。

ZEEBRA

言わずとしれた日本語ラップ界の重鎮、ジーブラ。XのポストやFSLトライアウトの企画の中枢にいたって面ではダサかったけど、ラップはかっこいいし、英語喋るのもかっこいい。

学生時代にアメリカにテニス留学に複数回行ってたらしいが、テニスとは意外だと思った人は私以外にも多くいるだろう。バスケとか野球じゃなく、はたまたサッカーでもなく、テニスなんだ。

Jinmenusagi

インテリジェンスを感じるジメナサギ。初めて英語を喋ってるのを見た時は意外だった。ジメサギの出自は実はニコラップだったことを知らないヘッズも多いのでは。

Kダブシャイン

アメリカに住んでいた経験があり、実は英語が堪能なビッグコッタ。Xではアメリカの政治関係の話題を度々取り上げているし、英語のポストや現地のニュース、動画にも反応している。「日本語」でラップをすることに重きを置いているケーダボが英語を話す場面を見ることは割と稀。かつて、私は一度だけAbemaで宇多丸とサ上とバニビがやっていた「水曜 the NIGHT」という番組内のロケコーナーでケーダブが英語で話しているシーンを見たことがある。街ブラロケのような企画で、ケーダブが旅行中の外国人と話すシーンがあり、流暢に英語で会話をしていた。英語が堪能なのは知っていたが、喋っているのを見たのは初めてだったため新鮮な気分になったのを覚えいてる。

Awich

皆さんご存知の姐さん、説明は不要だ。Nワード問題で炎上騒動になったのも記憶に新しい。海外進出も着実に実現しているAwichの活躍はその英語力やHIPHOP・ブラックカルチャーに対する深い考えが後押ししている部分も多いにあるだろう。視野を広くワイドに活躍している一方、所属するYENTOWNをレペゼンしたり出身である沖縄の土着的な風土・文化を活かした活動も精力的に行なっている点も魅力的。

AI

オリジナルAI、刻むビートは軽快。最近ラップをしているところをあまり見なくなっているが、名実共に実力のあるフィメールラッパー。ちゃんとした英語は話せず、若者言葉みたいな言葉しか使えないと言いながらも、丁寧な英語を話す人からは黒人英語やヒスパニック系の人々が持つ特有のアクセントやリズム感、バイブスを羨ましがられている。動画内で、元々はラッパーになるつもりはなかったと言っているのが意外。

SEEDA

アメリカではなく、イギリスに小五までいたらしい。バーバルとPodcastで英語で白熱の議論を交わしていたのが思い起こされる。英語が聞き取れるが故、USやUKのトレンドにも敏感で、そのセンスはヘッズだけでなく、業界人からも絶大な信頼を得ていることだろう。若手へのアドバイスも的確だし、フックアップにも精力的。

ONE WAY LOVEの歌詞にあるように英語が自分よりも喋れるLadyをリスペクトし、思いを寄せる女性に対して恋心よりもリスペクトが先行するSEEDAは今も昔も信頼に値するラッパー。

弱き者に寄り添うラッパーであり、バビロンシステムにも屈せず、日本語ラップのアーティストとしてもリリシスト、スキルとセンスもヨンパない。親子星は涙なしでは聴けない。

以上、英語を話す主な日本人ラッパー6選。他にもAK、Kojoe、Jesseなどたくさんいるので気になった人はyoutube等でインタビューに応える映像などを見ると面白いと思う。

英語が話せることが優れたラップに直結するわけではないが、グローバルな視点を持つことは確実にシーンを豊かにする。彼らのように言葉の壁を超えて活躍するラッパーが増えることで、日本語ラップがさらに面白くなるのは間違いない。

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