はじめに:長年悩み続けた肌トラブル
思春期から現在30代に至るまで、私は肌トラブルに悩まされ続けてきました。特に皮脂の過剰分泌によるニキビは10代から絶えることがなく、どんなケアをしても改善されることはありませんでした。
これまで様々な皮膚科を受診しましたが、根本的な治療には至らず、多くの先生から「そういう肌質だから仕方ない」と言われ続けてきました。最近では、普通のニキビとは異なる、顔が腫れ上がるような重症のニキビができるようになりました。患部は化膿し、虫刺されのような腫れ方で触ると激痛が走ります。そのため抗生剤を頻繁に服用する状況が続いています。
当然のことながら、ニキビ跡も深刻な状態です。なんとか治したいと長年考え続けてきましたが、一般的な皮膚科での治療では限界があり、市販の美容液や化粧水、ピーリング石鹸を使用しても目に見える効果は得られませんでした。
ベルブランやベルクイーンなどの美容液も試してみました。多少の改善は感じられたものの、クレーターの根本的な治療には至らず、肌のボコボコ感は変わりませんでした。さらに毛穴の開き、酒さ、脂性肌という複合的な問題を抱えており、正直なところかなりの不潔感があります。
そんな状況の中で、ついに重い腰を上げて美容皮膚科を受診することを決意しました。
美容皮膚科受診を決意した理由
保険診療の限界を実感
保険適用の薬や市販の美容液では、もはや限界があることを痛感していました。本格的な改善を目指すなら、美容皮膚科での施術が必要だと判断したのです。
一番のネックとなるのは金銭面でした。しかし、ポイ活などで貯めた貯金を使う覚悟を決めて、ついにカウンセリングを受けてみることにしました。
クリニック選びの苦労
私が住んでいるのは田舎のため、美容皮膚科の選択肢がそれほど多くありません。通える範囲内にはTCBもありましたが、車で2時間ほどかかるため現実的ではありませんでした。
結果的に、近場のクリニックをネットで探して予約を取りました。大手チェーンではなく、普通の皮膚科も併設されているクリニックです。田舎の美容皮膚科は、このようなパターンが多いのではないでしょうか。ただし、院内では美容皮膚科部門と一般皮膚科部門がしっかりと分かれているようでした。
男性でも通いやすいか不安だった
特に不安だったのが、「男性が行っても浮かないのか?」ということでした。ホームページには「男性も大歓迎!」と記載されていましたが、実際に行くまでは戦々恐々としていました。
実際に到着してみると、やはり若い女性の患者さんばかりでビビってしまいましたが、後から同年代くらいの男性患者さんが入ってこられて安心しました。後日、次回予約を取る際にスタッフの方と予約スケジュールを確認したところ、意外にも男性患者の割合は全体の約25%程度で、思っていたより多かったです。
初回カウンセリングの体験
カウンセリングの流れ
初回はカウンセリングのみの予約で、LINEから予約を取りました。まず問診票に記入し、少し待機した後、先生とのカウンセリングが約15分間ありました。先生は一人だけのようで、かなり忙しそうな印象でした。
問診票記入での失敗
ここで大きな失敗をしてしまいました。悩みの欄に「ニキビ跡」としか記入しなかったため、先生からの説明がニキビ跡(主にクレーター)の話に集中してしまったのです。
問診票の記入スペースが小さく、詳しく書くのが少し恥ずかしいという気持ちもあって、他のことは口頭で伝えようと考えていました。しかし時間の制約もあり、本当に聞きたかったニキビ跡以外の悩み(毛穴の開き、現在進行中のニキビ、脂性肌へのスキンケアなど)について十分に相談できませんでした。
そういえば、はなふさ皮膚科のYouTubeで見ましたが、皮脂の抑制に効果的な成分としては、イソトレチノインという内服薬が最も効果的だそうですね。イソトレチノインを出してくれるかも聞いてみようかな。
施術方法とダウンタイムについての説明
先生から施術方法やダウンタイムについて詳しく説明していただきました。
肌には本来、傷を治す修復能力があります。しかし、ニキビ跡は肌が「傷がある」と認識していないため、あえて傷をつけて修復を促すという治療法があるとのことでした。また、クレーターの周りを削って凹凸をなくすという側面もあるそうです。
私はダーマペン程度しか知りませんでしたが、実際には様々な施術方法があることを知りました。ダウンタイムが少ないものもありますが、どの施術も「痛み」を伴うということで、ある程度の覚悟が必要だと感じました。
ダウンタイムについて考慮不足だった点
仕事への影響を軽視していた
特に重要だったのが「ダウンタイム」についてでした。私はサービス業に従事しているため、できるだけダウンタイムは避けたいところです。
しかし、ダウンタイムがないということは、それだけ1回あたりの施術効果が低く、回数を重ねる必要があるという説明でした。その後のスタッフとの相談でも、ダウンタイムを考慮した施術方法の決定にかなり時間がかかってしまいました。
決定した施術内容
キュアジェットとサブシジョンを選択
皮膚の下の瘢痕組織を針で切ることによって、皮膚が引き込まれた状態を改善させる治療するサブシジョンと、針を使用せず、比較的ダウンタイムが少ないキュアジェットをやってもらうことにしました。
ニキビ跡のクレーターや陥凹瘢痕(落ち込んだ傷跡)を改善する美容皮膚科の治療法です。皮膚の下(真皮とSMAS筋膜の間)の瘢痕組織を針で切ることによって、皮膚が引き込まれた状態を改善させる治療です。
・局所麻酔を行った後、専用の鈍針を皮膚に挿入
・皮下の瘢痕組織(癒着)を切断して皮膚の引き込みを解除
・創傷治癒力を利用して凹みを自然になだらかにする
・フィラー注入で再癒着を防止し、治療効果を持続させる
韓国で開発された革新的な美容医療機器で、針を使わずに高圧ジェット噴射によって薬剤を肌の深層部まで届ける最新の治療法です。特にニキビ跡のクレーターや毛穴の開き、シワの改善に高い効果を発揮します。
コンタクトモード(直接照射)
・深いニキビ跡・クレーターに対する集中治療
・局所的な凹みの改善に特化
・マイクロサブシジョン効果により癒着組織を分離
・1回の施術でも効果実感可能
トーニングモード(中空照射)
・肌全体の質感改善を目的とした治療
・広範囲への均一な薬剤浸透
・毛穴の引き締め・肌のトーンアップ
・定期的なメンテナンスに適用
今思うとキュアジェットの方はどっちのモードの施術を受けるか詳しく聞いていない気がする。話の感じからしてコンタクトモードだとは思うけど。もっとつっこんで聞いたらよかったな。ただあのスタッフに聞いても満足の得られる回答がもらえそうになかったんだ。私も初めて美容皮膚科に行ったので緊張してたのもある。
具体的な施術プラン
ダウンタイムが気になったため、まずはキュアジェットを両頬に施術してもらうことにしました。点々とした赤い跡が残るようですが、3〜4日で消えるとのことです。
サブシジョンについては、最低でも1週間のダウンタイムがあり、程度は個人差があるということでした。そこで様子見として、3×3cmの範囲で片頬のみ施術してもらうことにしました。ダウンタイムの程度を確認するための「お試し」は珍しいケースかもしれませんが、どうしても気になったのでお願いしました。
痛みはそれほどではないという説明でしたが、ネットで動画を見るとかなり痛そうで、正直かなり不安です。
料金について
- キュアジェット(両頬3×3cm):約7万円
- サブシジョン(片頬3×3cm):約4万円
- 合計:約11万円
やはり高額です。これは本当に奮発したなと思います。他と美容皮膚科と比べても少し割高なのか・・・?
治療同意書と説明について
キュアジェットとサブシジョンについて、それぞれで治療同意書に署名させられ、コピーを一部ずつもらいました。スタッフの説明が心もとなかったので同意書の文章を読んでるとき、あまり説明が足りてないなと思いましたが、まあよしとしました。副作用とか治療後の注意点とか全然説明されていないが。
どちらも施術当日は洗顔(メイク)、アルコール摂取は控えてくださいと注意書きがあります。
初回カウンセリングを終えての感想
正直なところ、初回が本当にカウンセリングのみで驚きました。塗り薬や化粧品などの提案もあるかと期待していましたが、パンフレットをたくさん渡されただけでした。
次回の施術時に改めて相談してみようと思いますが、あの頼りないスタッフの方が対応だと少し不安です。
まとめ:次回への期待と不安
ということで、次回はついに初の美容皮膚科での施術を受けることになります。
長年悩み続けてきた肌トラブルが改善されることを期待する一方で、痛みやダウンタイムに対する不安もあります。
あと、今ネットで調べたりしてるけど、目に見える効果ってのは期待しすぎない方がいいっぽいですね。高い金額払うから良くなってほしいけど。でも自己肯定感が上がりそうなので少し楽しみです。
※この記事は個人の体験談であり、効果や症状には個人差があります。美容皮膚科での治療を検討される場合は、必ず医師にご相談ください。
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